ダイアモンドよ永遠に。

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こんばんは。秋の夜長はいかがお過ごしですか。辺境に心惹かれがちでお馴染み、アンテナ編集部のたかいしです。

冒頭のインパクト大な写真は、先日遊びに行った神宮丸太町メトロの名物パーティー、”Diamonds Are Forever”での一枚。「BUSU Night」と銘打たれたこの夜は、その名の通りコミカルなぶちゃいく路線の、ただしどこまでもゴージャスに着飾ったドラァグクイーンの皆さんのショータイムで大盛況でした。

 

以前から観たい気持ちと裏腹にタイミングを逃し続け、今回やっと種々の偶然が重なり踏み入ることができたこのイベント。毎月の最終金曜日に開催されており、季節ごとのテーマを掲げてハロウィン、バレンタイン、紅白歌合戦など、毎回違うテイストのショーが観られるようです。ショーの合間はDJタイム。ギラギラに飾られたフロアの上でゲストは思い思いに自由な時間を楽しんでいます。

 

このイベントシリーズの主役である「ドラァグクイーン」という存在を、言葉だけで説明しようとするのは無粋かもしれませんが、あえて一言添えるなら「女性らしさを過剰に纏った人々」かな。もともとはゲイの異性装だったのですが、時代が進むにつれ、異性愛者の男性や、女性もドラァグを演じるようになってきているみたいです。先出の写真のフランソワ・アル・デンテ様によると「男性でも女性でもない」存在とのこと。実際にお話ししてみて思ったけど、オネエ様たち、なんとも不思議な安心感を与えてくれるのです。バナナをあ〜んのサービスまでしていただきました。ゴチです。

 

さて、ここで気になるのが客層。女がフラっと立ち寄るのってアリなの?どうなの?

 

む、結論から言うと大アリ。

この日のゲストの多くが実は外国の方(しかもだいたいカップル)。観光客かお住まいの方か判別はつきませんでしたが、どこから湧いてきたのかと思うほどの人数。ゲスト全体の男女比もおおよそ1:1。この日はイベントスタート直前にドラァグクイーンメイクのワークショップが行われていたため、ド派手なメイクのお客さんもたくさん来てました。普段おしとやかなルックスの友人がひとり受講していたのですが、フロアで声をかけられた瞬間はあまりの変身っぷりに心臓が飛び出るかと思いましたよ。

 

フロアの空気はムンムン。DJタイムにテンションが上がり、ステージへ飛び込んで行くお客さんも。隅っこでめちゃくちゃテンダーなキスを交わす男の子たちも微笑ましいです。サンフランシスコの「そういう」地域、カストロの街中でこの夏感じたなんともいえないピースフルな空気が、京都の涼しい夜にも漂ってました。21世紀の愛にルールなし、国境なし。

 

あ、誤解を防ぐ為に言っておくけど「ドラァグ」は"Drug"にあらず。「ドラッグパーティーに行った」という話を母にしたところ、勘違いを招いてそこそこの騒ぎになりましたので……。

 

ショータイムの内容というのはパフォーマーによりけりですが、歌ったり歌わなかったり、踊ったり踊らなかったり。とりあえず笑い過ぎと歓声のあげすぎで翌日声が枯れちゃったということはお伝えしておきたい。一方、心のエネルギーはしっかり充電されます。性のイリュージョンを巧みに操り色んな境界をハイヒールで軽々と飛び越える彼女たちに出会えば、ひとつ大きな枠組みでモノが見られる余裕が手に入るかも!?

 

アングラなイメージが強く、一瞬身構えてしまうかもしれませんが、歴史あるパーティーな上、ショータイムも楽しめるので、むしろクラブのイベントとしては参加しやすい部類に入ると思います。チケットも当日2000円で学生なら2drink付きだし、映画を観に行くくらいの気持ちで。

 

何人かで思いっきり派手なおめかしをして乗り込むなんて良いんじゃないかな。そしてそのまま始発に乗るとかも、りっぱな青春じゃないですか。

 

ダイアモンドよ、永遠に!グナイ!